成長とともに言葉が増えたり、色々な感情や気持ちが出てくるようになりました。一見イヤイヤ期、反抗期、わがまま…など一言で捉えてしまいがちですが、これは成長している証拠でもあります。今までは、大人が汲み取り、大人が誘導するままに過ごせていた子どもたちも、意思が出てきた分、一筋縄ではいかない部分もたくさん出てきていると思います。又、大人が子どもの感情を全て汲み取るのは、難しい部分もありますよね。成長とともに、大人側の援助の仕方も日々試行錯誤…私たち保育者にとっても、毎日が勉強です。
子どもたちも感情の芽生えはあるものの、それがどういう名前でどういう意味があるのか、一致できずにもどかしい思いをしていることがたくさんあります。笑う、怒る、泣く、様々な姿で表現してくれますが、子どもたちにも成長のチャンス!ということで、感情カードをを作ってみました。感情と名前が一致することで、頭や心の中が交通整理され、「今の僕はこういう状況」「だから、こうしよう」と、自分で自分を律することができたり、相手へ言葉でその思いを伝えることができるようになるのではないか、というのがねらいです。
毎日朝の会で、今日の気持ちを選ぶことを始めてみました。名前を呼ばれたら自分のマークを貼り付けにいきます。
みんな自分の順番はまだかまだかとソワソワしたり、みんなはどれに貼るのかな?とじっと見たり…
「おようふくをじぶんでえらべなくてかなしかった」「みんなとたくさんあそんだからうれしい」などと、きちんと理由も話せる子もいます。ただ貼ることが楽しい、「○○ちゃんがここに貼ったから真似っこ!」「誰も選んでないからこれにする!」などとまだまだ意味は分からずに貼っている子もいますが、それがスタートでいいそうです。
自分の気持ちが整理されることが一番ですが、「〇〇くんはこんな気持ちなのか~」「私とは違うね」と相手は別の感情を持っているということにも、のちに気付けたらいいなと思っています。
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